桜、抹茶、白、日記

名古屋市在住のC++使いのcoderの日記だったもの。

TOCクラブ名古屋開催 に参加

前からイベントカレンダーを登録している時に県外でやっているイベントで気になっていたのですが、今回名古屋開催と言う事で参加しました。

TOCクラブ名古屋開催/ゴールドラット博士バルチモア講演上映
http://kokucheese.com/event/index/91505/

開会

100名以上が来ていました。スーツの人多し。というか大半。

ゴールドラット博士バルチモア講演上映

    • ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
      • 製造業の20%の方が実践している。
      • 講演会会場の15%の方が実践している。
      • 1978年から5年間の経験を元に書かれた。
      • 日本語版の翻訳を認めなかった話も。日本のレベルに世界が追いつくまで認めなかった。2000年に許可を出した。
    • 人間の行動は予測出来るか?
      • 人間の行動は因果理論?によりある程度予測できる
    • 日本人は余所の星から来た宇宙人
      • 日本人とのコミュニケーションはとても時間が掛かった。
    • 会社
      • 目先の事にとらわれるのではなく、長い目で改善により・・・
      • 会社に忠誠を尽くしてくれた人をレイオフすべきではない。
    • 宮崎県の話
      • 宮崎県を訪れたら、東国原知事(当時)を筆頭に大歓迎を受けた。
      • 宮崎県は毎年台風による土砂災害に悩まされていた。
      • CCPMの成果発表会
        • 宮崎県を訪問したあとに、東京で開催されたCCPMの成果発表会に参加した。
        • 事例/成果発表を3つ程聴いて、いてもたってもいられなくなり、発表者に質問をした。
          • 「あなたの成果はなんですか?」
          • スライドを巻き戻して「先程も紹介しましたがこの通り納期達成率が・・・」
      • CCPMの本当の成果
        • CCPMの導入により、納期達成率などは必ず改善する。それは当たり前の事だ。
        • 人のモチベーションが上がる事、人のコラボレーションが促進される事がCCPMの本当の成果である。これが先の「自分の間違い」で気がついた事。
      • 測定できないものは科学ではない。
        • 納期達成率や人員の動員数はソフトなものになっている。モチベーションやコラボレーションはハードなものになっている。
    • ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
      • 上司からのプロジェクトの作業完了に対する問いに「それは場合によります」
        • 上司からの「数値で示せ」という要求に対して、人は「ほぼ守れる日数」を答える。
      • タスク完了までの時間=確率の問題
      • 数値で求められるとそれがコミットメントになり、予定よりも早く終わったとしても見積に行動を合わせてしまう。
      • マルチプロジェクト
        • 皆が自分の担当するプロジェクトが重要だと言い出す。
    • TOC(制約条件の理論)
    • Yes, But・・・
      • 対立
        • コアとなる対立を見つけ出す
      • 導入
        • エキスパートを招聘する
        • 代表者を派遣する
      • Butの説明に対して、経営者は口を挟まずに最後まで耳を傾けるべき。
    • 常識を大事にする
    • ゴールドラットコンサルティング
      • イスラエルの滞在費のみで、これらのやり方を学ぶ場を提供する用意がある。

日本語字幕付きでしたが、Hellow?、Yes or No?という台詞が多かったな。
ブルーオーシャンの入札案件の話の所で居眠りしてしまった。Yes, Butの所は難しい・・・。

岸良裕司さんの解説

岸良さんと言えば、昨年のAgileJapanの基調講演(d:id:youandi:20120316:p1)が記憶に新しい。