Wモデル勉強会 に参加
TEF東海でもPMI中部のメンバーでもありませんが、お声をかけて頂いたので名古屋アジャイル代表として参加してきました。
Wモデル勉強会
http://kokucheese.com/event/index/28906/
- 日時:2012年3月11日 14:00〜17:00
- 場所:菱信ビル 410会議室(名古屋駅)
開会
20名の方が参加。
Wモデルを活用したプロジェクト改善 by [twitter:@mkoszk]さん
参考資料。
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム - JaSST'12 Tokyo レポート > 「Wモデルとは何か」
http://jasst.jp/symposium/jasst12tokyo/report.html#plan4
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- Wモデルセミナーの対象
- 普段:全社向けのスタッフを対象
- 今回:プロマネ、開発者
- 今回のセッションの目標
- Wモデルで用いられるテクニックを使って、自社のチーム又はプロジェクト状況を改善できるヒントを得る
- Workshop1
- 今回のセッションで自分が得たいものを書き出す
- Wモデルのアンチパターン
- 上流工程にテスト手法を持ち込むと失敗
- 悉く失敗する
- 要件定義工程に信頼性を持ち込むと失敗
- プロセス改善を目指すと成功し易い
- 上流工程にテスト手法を持ち込むと失敗
- 進め方
- 現状の理解と見える化
- 現状分析
- 課題の抽出と原因分析
- 課題解決に向けたゴールの抽出
- ゴールの達成手段の抽出
- 改善状況と施策の計画
- 現状の理解と見える化
- Wモデルとは
- 1980年代から欧米の論文等でWモデルという用語は出てくるが、別物。
- 2002年のアンドレアス・スピルナー氏の論文のWモデルが今回のWモデル。
- 開発者とテスターが対立
- 対立している部分で協調している考え
- まずテスト計画を書く
- 期間短縮が可能
- 日本における開発現場
- 開発者とテスターは協調
- テスト計画も作成している
- 前倒し(フロントローディング)でやっている所も多い
- 日本におけるWモデルの説明の変更箇所
- テスト計画ではなくテスト設計を対応する上流工程で実施
- Wモデルの導入は、欠陥を減らす事が目的。(期間短縮や欠陥検出ではない)
- Q. Wモデルは下流で検出できるバグを上流で検出しているだけでは?バグの件数は変わらないのでは?
- A. パネル資料([D4-2.pdf)のP.22〜
- A1. Wモデルの手法によって、検出バグ件数は変わってくる
- A2. 派生バグの件数が減る。これにより手戻り作業が減るので、利益率が向上する。
- Wモデルの導入による収支
- 現状の理解と見える化
- Workshop2
- コンテキスト、現状、将来の3つについて書き出す。
- Wモデルを意識した書き方になっているか?
- コンテキスト、現状、将来の3つについて書き出す。
- Process-Product-People
- Process
- まずはV字モデルでの開発が行えているか?
- 対応する工程でのテストにおいて、何を見てテストを行っているか?
- テストプロセス
- テスト計画なしでテストケース作成を行うのは大変。
- →現状分析して、チームの認識がどうなっているか。
- 会社の標準開発プロセスにおけるテストの位置付け
- →標準をどうカスタマイズしているか。
- まずはV字モデルでの開発が行えているか?
- Workshop3
- Product
- ドキュメントフロー(ドキュメント間の関係・流れ)
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- 各種ドキュメントがどのように関連するか、あるドキュメントに修正が入った場合に、別なドキュメントに修正が入るか。
- トレーサビリティマップ
- 湯本剛さんのゆもつよメソッド
- ソフトウェア・テスト PRESS Vol.10
- 現場の仕事がバリバリ進む ソフトウェアテスト手法
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- ドキュメントフロー(ドキュメント間の関係・流れ)
- Workshop3
- それぞれのテストのアクティビティで作成する文書は決まっているか?
- ドキュメントフローは決まっているか?
- 文書のフォーマットは決まっているか?
- 文書の書き方は決まっているか?
- トレーサビリティマップは書けますか?
- 記述レベルは人によってばらつきますか?
- People
- Workshop4
- Workshop2
- 課題の抽出と原因分析
- KJ法
- 課題の洗い出しとグルーピング
- 原因究明
- なぜなぜ分析は、実行するのが難しい。
- 網羅性(4W1Hと補集合、5M2E、区分と種類)と論理性(文書化、逆読みする)
- KJ法
- 実践
- 施策の計画 - 一枚岩にする
- Wモデルセミナーの対象
閉会
テスト手法の紹介については次回の予定。
懇親会 (於:朧月夜 名古屋 名駅店(居酒屋)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ)
今回や今後のイベントのコラボについての話を色々とした。
そういえば、今回の講師の[twitter:@mkoszk]さんと[twitter:@ryuzee]さんが同じ会社の同じプロジェクトで仕事していた事があるらしいという話が面白かった。
あと読書会の話になって、「第XX回」って募集ページにつけると途中からの参加者が増えにくい。という話があった。