桜、抹茶、白、日記

名古屋市在住のC++使いのcoderの日記だったもの。

京都アジャイル勉強会 第3回 に参加

プランニングポーカーを使ったワークショップが気になっていたので、[twitter:@toshiotm]さんや[twitter:@Posaune]さんが主催する京都アジャイル勉強会に参加しました。

京都アジャイル勉強会 第3回
http://kokucheese.com/event/index/35724/


定時で仕事を上がって、新幹線で移動して参加しました。会場最寄り駅の四条駅近くの東横インには10年位前に泊まった事があったので、会場まではそれ程困らなかった。まあ最近はGPSありますし。でも四条駅周辺ではauの通信速度が3Gではなく1Xでちょっと困った。
また、会場のウイングス京都の屋内構造が迷路のようで、会場が2階かと思ったら、地下1階でちょっと迷ってしまった。


あと、告知文を良くみたら「アジャイルサムライ」を持って来いって書いてあるのを見落としていたw

開会

イベント上は19時始まりだけど、主にスタッフ、常連さんはゆっくり目に集合で19時半からイベント開始。
19時半までは前回のワークショップ結果が貼り出されていて、ちょっとした解説の後、それを眺めて待つなど。

コミュニティの紹介の後、順番に自己紹介開始。最終的には13名位が参加。

ワークショップ

  1. 今回の勉強会は前回勉強会でのインセプションデッキを踏まえて、コミュニティのWebページの作成についてのユーザーストーリー作成。
    • 前回勉強会からひと月程空いたのと、インセプションデッキからストーリーへの落とし込みがちょっと難しいという事で、やる事リストの4項目について、何が必要になるかをブレインストーミングで付箋に書き出し。
      1. 勉強会の告知
      2. 開催した勉強会の記録
      3. コミュニティスタンスの説明
      4. マイルストーンの公開、達成状況の明示
  2. ブレストで出た意見を内容毎に分類
  3. 分類したブレスト結果からストーリーを作成
  4. ストーリーからプランニングを行うストーリーを3つ選択
    • 3つの内の1つを基準として相対見積
  5. プランニングポーカー
    • 1、3、5、?の4つのカードで、3を基準とした
    • Webページの作成についてのコンテキストを合わせる為に、既存サービスを利用してWebページの作成行うものとした
  6. プランニングポーカーの結果を共有
  • 感想等

ワークショップでのユーザーストーリーの作成の流れは、皆さん真剣かつアジャイルの知識も豊富でついて行けるかちょっと焦りました。
コミュニティスタンスについては、アジャイル開発するのが当たり前の世の中になったらアジャイル勉強会は不要になりますね。という話題になったり、分科会だと目的やゴールが明確になりますね。という話題が出た。
あとプランニングポーカーで既存サービスを利用するというコンテキスト合わせしたにも関わらず、それをすっかり忘れてとんちんかんなカード出したりと、コンテキスト合わせが大事だなーというのが体験出来たのは良かった。

閉会

日帰りなので懇親会パス。
建屋全体が飲食禁止だったので、お土産がてら買ってきたゆかりを出せず仕舞だったので、人数分はなかったけど参加者の皆さんに配って退散。


次回勉強会(5/25)の告知ページは既にあり。
http://kokucheese.com/event/index/35725/

参加しての感想等

簡単にコミュニティについて説明すると「コミュニティ運営はゆるゆる、ワークショップ内容はガチ。」


ただ、スタッフの方のレベルが高い分、幾つかちょっと気になった点もあったのでメモ。

    1. 今回はたまたま前回勉強会からの続きの内容での開催だったようですが、そのような説明はあったかと思いますが、前回内容からの繋がりがちょっと理解出来なかった
      • アジャイルってチームメンバーは基本固定でやるので、勉強会のように毎回メンバーが替わる場合にはその辺を補間する何かが必要ではないか?スタンドアップミーティング形式で自己紹介と勉強会の流れ説明や参加目的を共有すると面白いかもと思ったりしていた。
    2. スタッフの方が主体でワークショップを突っ走っているイメージ。
      • アジャイルサムライを読み込んでいないと、流れに付いていくのは難しいかな?
      • そのワークの目的やゴールは何なのかを共有してから始めた方が良いかも
      • 周りのスタッフや常連さん達がセカセカと動き始めて行くので、何の為にやっているか理解出来ていない場合、自発的に質問したり・突っ込みを入れないと、発言しないまま見ているだけになってしまう。
        • 出来る人達がやっているのを見ているだけになってしまう。それって長時間残業をする人がいるなか、定時退社しているかのような。
        • 周りと協調をしないまま進んでいる感じがした。アジャイルラクティスをやっているとしても、コミュニケーションを取らずに進めるのはアジャイルではない。
      • このような状況になった場合、今回の経験を現場で実践する事は出来ないと思います。
    3. あとタイムボックスを設定していなかったのがちょっとアレゲだったかも。


まあ、でもグイグイと皆さんがワークショップを進めていったり、アジャイルサムライ片手にこの場合はかくあるべきだと議論しながら進めていくのは、とても実践的で凄かった。それを体験できただけでも新幹線使ってまで参加した元は取れたかなぁ。


色々と書きましたけど、あくまで私自身が名古屋アジャイルでの活動と比較してでの感想なので。翌日のOSCで聞いた話では京都アジャイル勉強会は2週間を1イテレーションとして勉強会を開催しているようです。このやり方だとコミュニティのスタッフミーティング的なものは実施せずに、勉強会中の流れでやっていくのはスタッフの負担も少なくて良いかもですね。名古屋アジャイルの最近のやり方だとプロセスとしてはちょっと重いかも・・・。


因みに名古屋アジャイル勉強会のサイト構成としては、以下の通り。


今回の参加の目的としては、プランニングポーカーのワークショップを体験し、それを名古屋アジャイルでのワークショップ企画に持って行く事なのですが、そのまま持って行くのは難しくて、ある程度のデフォルメする等の工夫が必要であると感じた。でも京都アジャイル勉強会の現場さながらのリアリティさも取り入れたいですね。