桜、抹茶、白、日記

名古屋市在住のC++使いのcoderの日記だったもの。

名古屋アジャイル勉強会 分科会 トヨタ生産方式 読書会 に参加

開催しました。

名古屋アジャイル勉強会 分科会 トヨタ生産方式 読書会
https://sites.google.com/site/nagoyaagile/Home/subcommittee/tps_readingcircle

IT勉強会スタンプラリー対応のイベントです。

IT勉強会スタンプラリー
http://it-stamp.jp/about

開会

8名の方が参加。
会場の株式会社ティエスケイ中部さんは会場ご提供しますとお声をかけて頂き、今回初めてコミュニティ向けの一般利用となりました。読書会をやるには向いているなと思いました。ホワイトボードを使えるように移動したけど、結局使わずじまい。

読書タイム

多少遅れてくる方もいらっしゃるかなと、イベントの最初に読書タイムを用意。
読んでこれられなかった人には、本書の付録欄をこの時間で読むようにお知らせ。

自己紹介&TPS紹介資料発表

参加者の皆さんで一言自己紹介。
それから来週の第46回本会の講師の方からTPS/TMS(Total Management System)の紹介資料を頂いたのでその紹介。内容としては、TPSからTMSや営業方面への応用・展開の話と海外でのLeanな取り組みの話だった。

第1章のコメント・疑問 - 名古屋アジャイル勉強会

    • P.10 生産現場の計画は、変更されるためにあるようなものである
      • (所感)日産自動車の日産プロダクションウェイでは計画を遵守を重視する「順序遵守生産」の話は面白かった。
    • P.12 「かんばん」方式は、トヨタ生産方式をスムーズに動かす手段
      • 本書ではなぜ「看板」ではなく「かんばん」と表記されているのか。
      • 本書ではなぜ「無駄」ではなく「ムダ」と表記されているのか。
    • P.12 最終の組み立てラインに生産計画を示し
      • 後工程が前工程に必要な数を指示する「かんばん」の仕組みだから可能。
    • P.14 自働化
      • 自働化の目指す所は、人の管理を不要とする自動化。
      • その手段やツールとして、アンドン、ポカヨケといったものがある。
      • CIサーバー+XFDではこれらの要素が含まれている。
    • P.19 アジャイルも原価低減が目的では?
      • (所感)従来のやり方とアジャイルなやり方での成果物は違うものになる。もし従来のやり方と同じ成果物をアジャイルなやり方で完成させた場合はコストは高く付くと思う。
      • 単価の話の流れになって、日本では肩書きで工数が変わる。
    • P.22 生産の流れをつくる
      • アメリカの模倣ではなく、日本独自のやり方を目指した理由は戦後の資源不足があったからか?
        • P.26 のコメントでも同様の事が書かれていました。
      • 日本市場の特徴として、受託開発の割合が多い。米国ではパッケージ導入や内製開発の比率が高い。
        • 日本ではSIerへの外注が進んで、社内システム部門の技術力不足が顕著かも。
        • もし日本で内製開発が進んだら、今のSIerはサービスやパッケージ提供に注力するのだろう。

第1章の終了時点で14:50だった。一区切りで10分休憩。

第2章のコメント・疑問 - 名古屋アジャイル勉強会

    • P.46 小人数が勝つ
    • P.48 サイマルテニアス・エンジニアリング
      • コンカレント・エンジニアリングとも言われる。
    • P.58 自己流の大野式
      • 自分達で名前を付けることで
        • 自分達でやり方を作り上げる
        • 自分達で作ったものだから、やり方を変える事もできる。一度決めたやり方に縛られずに、状況に応じて変化させられる筈。
    • P.68 多品種少量生産というきわめて日本的な風土から発想
    • P.74 不良品を出した工程が痛みを感じるシステム
      • ソフトウェア開発の現場では、設計・製造・テストと分断されていて、特にSIerなどでは設計をやっている人は不良を出した時の「痛み」を感じていない気がする。
    • P.86 必要なときに必要な情報を
      • 情報のフィルタリングの話は、TPSではA3用紙1枚にまとめる話につながる。
    • P.86 トヨタ式情報システム
      • 日本の製造現場ではITシステムを上手く活用できていない。なので後発にやられてしまっている側面がある。
        • (所感)上記の話は成る程と思いました。
      • 半導体製造の生産管理からCORBAが生まれた。
        • 今となってはCOBRAはEnterprise Java位でしか聞かないですね。
    • P.87 内示
      • この仕組みは今でもトヨタ社内での運用ルールとなっている。

第2章の終了時点で16:30だった。

第4章のコメント・疑問 - 名古屋アジャイル勉強会

    • P.183 「標準」を設定する人間は、例えば企業においては生産現場の人間がせよ、そうでないと「進歩」のための標準にはなりえない
      • P.42 「トヨタ自工の標準作業表」にも繋がる話。

閉会

ふりかえりのKPTを行って、来週のイベントやリーン・スタートアップ読書会の告知を行って閉会。あーKPT用のドットシール持っていたけど出すの忘れていた・・・。

懇親会 (とりとり亭 名駅前店(居酒屋)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ)

来週営業終了の大名古屋ビルヂングのマイアミに行ってみたけど、17時半の時点で雨降っていたりして2時間半待ちで断念。
とりとり亭 名駅前店で4名が参加。昨日のスタッフミーティングの面子と全く同じだったので、本会の反省会とかコミュニティ運営の話などで盛り上がりました。なぜか、自分は家族から2回も電話が掛かってきてましたけど。

参加しての感想等

TPSとNPWの比較とか(後はホンダも入れたり)、それらの共通目的を探ったりというのは面白そうだと思った。

ずっと積ん読していたので丁度良い機会になりました。アジャイルとかリーンの本を読んでいたので逆に読みやすかった。本自体もとても読みやすく書いてありますけどね。
それから、TPSからTMSや営業方面への応用・展開の話が気になりました。来週日曜日で聞けると思いますが。