Agile Samurai Dojo Gathering 2012 に参加
参加しました。
http://agile-samurai-ja.github.com/dojo-gathering/2012/
- 日時:20121年03月24日(土) 10:00〜18:00
- 場所:オラクル青山センター
- 公式Twitterタグ:#agilesamurai
- タイムテーブル(発表資料へのリンクあり)
- つぶやきまとめ
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 42人 クリック: 1,991回
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開会
10分遅れで開始。
基調講演 by ジョナサン・ラスマセンさん([twitter:@jrasmusson])
アジャイルサムライ - その執筆の個人的な動機 -
アジャイルサムライの執筆の動機
- なぜまたAgileの本を増やすのか
- 客先で毎回7冊の本を紹介していた。
- 1冊にしたかった
- マーチン・ファウラー談
- もう新しいAgileの本はいらない
- 7冊
- XPエクストリーム・プログラミング入門―ソフトウェア開発の究極の手法(初版)
- リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック (Object Technology Series)
- XPエクストリーム・プログラミング実行計画 (The XP Series)
- XPエクストリーム・プログラミング導入編 ― XP実践の手引き (The XP Series)
- テスト駆動開発入門
- User Stories Applied: For Agile Software Development (Addison-Wesley Signature Series (Beck))
- アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~
- 新しいネタがある
- インセプションデッキ
- 狙い
- 7冊を1冊にして且つ、新しい要素を入れる
- Youtubeにやりたいことを紹介する動画を上げて出版社にアピールした
- 受けなかった
- アピールのコツ
- 情報を伝える
- 何が課題なのか伝える
- サンプルの章を送る
- 続けること
- 単にAgileの本を書きたい訳ではなかった
- クリエイティブにならなくてはいけなかった
- 時間・場所の区切り
- 割り込みの排除
- やるべきことは多いが時間は足りない
- スタバで集中!
- アジャイルサムライの為に2年間通った
- あなたの時間と場所を作ろう
- 次の課題
- ソフトウェア プロジェクト マネジメント
- Head First Design Patternに影響を受けた
- 読者の気をどうやって引くか
- ベストセラーを作るには?
- 色々あるけど、大事なのは読者に向けて書くこと
- アジャイルサムライでは、今すぐやってみようの部分がその成果
- 章の書き方
- トピックについて
- はじめ方
- ???
- ???
- なぜ侍?
- なぜ海賊/忍者ではない?
- いやしの旅の影響
- 最初は「The way of the Agile Warrior」
- 読者には戦いの話と誤解されるかもと編集の指摘を受けた
- イラストも自分で書いた
- 本の書き方のコツ
- いい感じになるまでやる
- You are unique.
- 誰もが自分だけのものを作り出せるスキルを持っている
- あなた自身の芸術作品を作ろう
- 客先で毎回7冊の本を紹介していた。
- 質疑応答
- アジャイルサムライを書くのに丸1日使った事はなかった
- スタバに行くのは楽しかった
- アジャイルサムライを書くのに丸1日使った事はなかった
- 感想等
イベントについてアレレ?となった。
アジャイルサムライの執筆の背景の話はとても面白かった。
スポンサートーク
個人的には興味のない話ばかりだった。あとタイムボックス守らない人ばかり。
株式会社gumi
-
- 特になし
株式会社Aiming
-
- 非連結の市場の変化
- 未来予測ではなく変化の利用
- マリオのジャンプの気持ち文字・図で記述できるのか?
- 早期リリースによるフィードバックにより解消
- 自己否定の回避
株式会社アルティネット
-
- 管理職集権からの脱却
- 自立促進
- 自己組織化
- 多すぎた挑戦
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
-
- TracGanttでユーザーストーリー管理
- ふりかえりの実施
- 全員同席
- KISSの原則("Keep it simple, stupid"/"Keep it short and simple" principl)
- とにかくシンプルに。今必要なもののみ実装し、将来拡張的なものは排除。
- 枯れた技術の利用
- KPT
- Problem
- 生産性を測る指標がない
- タスクの粒度がばらつく
- レビュー頻度
- 積み残しタスクの放置
- Try
- Problem
株式会社永和システムマネジメント
-
- 価値創造契約と永和システムマネジメント社の話
昼休み
お弁当付きだった。
- Dojo紹介
- 渋谷道場
- Agile渋谷立ち上げのきっかけになった
- https://www.facebook.com/groups/agile.shibuya/
- 札幌道場
- ゆっくりと参加者が納得してから次へ進めている。
- 16回開催して、今第10章。
- 京都道場
- 同じ会社からの参加者は少ない。
- 京都府以外からの参加者が多い。
- BIGLOBE道場
- アジャイルサムライの本文穴埋め問題を出していた
- dis大会
- DevLOVE道場
- 実践的に開催。
- チーム毎に取り組む
- 成果発表
- 今後はProductOrner配置をしたい
- 埼玉道場
- 発表資料:http://www.slideshare.net/MasashiArino/ss-12136994
- QCDSの話で盛り上がる
- 期待のマネジメントの話が難しかった
- 新宿道場
- 発表資料:http://www.slideshare.net/TomomiK/agile-samurai-dojogatheringshinjukudojo
- イベント開始前から自発的にアイスブレークが始まっていた
- 横浜道場
- 発表資料:http://www.slideshare.net/takubon/ss-12145086
- 5分間読んで、10分間ディスカッション。
- TIS道場
- [twitter:@nawoto]さんが代理で紹介
- 社内のプライベートで開催された道場。
- 東京-大阪の拠点間をTV会議で繋いで開催。
- 渋谷道場
道場の運営というか読書会の開催方法について、もう少し真面目に話を聞いておけば良かった。
この時間帯に、ジョナサンや翻訳を担当した近藤さん([twitter:@_dot])にサインを頂いた。
体調悪くてちょっと仮眠を取ってた。
監訳者講演 by 角谷信太郎さん([twitter:@kakutani])
訳出にあたってやり残した12のこと
アジャイルサムライの翻訳にあたって、アジャイルソフトウェア開発宣言(の12の原則)を引用・参考にした部分の翻訳を行った際に、日本語訳自体は間違ってはいないが、日本語訳と原文との間に抜け落ちた部分があるのではないか?という内容。
アジャイルソフトウェア開発宣言の為に集まった人達=マスターセンセイ
- アジャイル宣言の背後にある原則
- Principles behind the Agile Manifesto
- 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。
- 勢いがない
- 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。
- 顧客の競争力を損なわない
- 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースします。
- ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。
- 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。
- 人の周りにプログラムを作る
- 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。
- 「to and within」の部分
- 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です。
- アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。
- この原則はアジャイルサムライに掲載されていない?
- 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます。
- シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。
- 「the art of」の部分
- 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出されます。
- 「emerge」の部分。意図して作る。
- チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。
- 「tune and adust」の部分。本文に出てきて気が付いた。
- 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。
- 感想等
アジャイルマニフェストの原文を見直すって視点はなかったので、とても良かった。ただ勢いとかの説明はちょっと言い方を変えただけの強引な印象づけでしたけどw
サムライ戦記
導入トラックと実践トラックに分かれての実施。
自分はScrumってキーワードがあったので実践トラックへ。
「内製基幹システムの1イテレーション」 by 株式会社VOYAGE GROUP 竹之内 知聖さん([twitter:@chisei])
- 感想等
特になし
「1からはじめるスクラムプロジェクト立ち上げ」 by アジャイルサムライBIGLOBE道場 今江雅俊さん([twitter:@modal_soul])
-
- Scrum歴1年
- ProblemとそのTryのまとめ
- 事業課題はある
- Problem1:顧客が不明瞭
- Try:ブレインストーミング、セグメント分析
- Problem2:チームメンバ以外の時間が取れない
- Try:朝会、POへの期待共有
- Problem3:朝会の長時間化、突如始まる空中戦
- Problem4:ファシリテーターの負担増
- Try:持ち回り制に(男気じゃんけんで勝った人がやる)。夕会を実施し前日に翌日の作戦会議。
- Problem5:論点のブレ
- Try:マイルストーン作成、目標を書き出す
- Problem6:アイデアの確証がない
- Try:ジャーニーマップ作成、インタビュー
- Problem7:全体象の共有
- Try:インセプションデッキ作成、二段階のやらない事リスト
- 感想等
Scrumの話かと思ったら全くScrumの話がなくて期待ハズレだった。
ワールドカフェ
-
- なぜアジャイルにやりたいの?というテーマが一番興味惹かれたので、そのテーマを選択。
- ルール
- 傾聴
- 相づち
- 目を見る
- トーキングオブジェクト
- ワールドカフェでは各テーブルにホスト役を決めて、そのホストの人は席替えはせずに新しくテーブルに来た人達に前回の内容を伝えるんですが、テーマに関する熱意度でホスト役を決めましょうってやったら、自分がホスト役に任命されてしまった。
- http://yfrog.com/mgmoqrbj
- 1回戦まとめ
- 2回戦まとめ
- 常識的な事をやれているか見える化
- フィードバック大事
- ふりかえり大事
- 3回戦まとめ
- 個人的にワールドカフェは今回で6回目で、かなりまともにファシグラ出来るようになってきたようで嬉しかった。
監訳者講演 by 西村直人さん([twitter:@nawoto])
-
- サムライ戦記 - 日本語版が出来た経緯
- アジャイルサムライになる方法
- いきなり実践は難しい
- 経験者
- 良い顧客
- 契約
- 上司
- 上記が見直される日は来るのか?
- 来ない
- でも機会はある
- 来ない
- 上司の説得よりも、現場はもっと大変。
- いきなり実践は難しい
- 重要な事
- 立つ準備
- 前に立つ
- 光の前でうまく踊る
- アジャイル開発するには
- 毎週価値を届ける
- 改善を続けているか?
- 現場はうまくいっているか?
- 良くない事を見逃さずに正す事
- スーパーヒーローになれ
- 当たり前だが怖い
- 弱いヒーローもいる。KICK-ASS。
- かかってこいよ!→改善に繋がる
- よりどころは、アジャイルサムライ
- 良くない事を見逃さずに正す事
- あとがきについて
- みんなで分かち合う日に向けて切磋琢磨しましょう。
- 夢をつかみ取れる日は来るか?
- 自分自身でやるしかない!
- ぶちかませ!
- 国内事例
- 感想等
KICK-ASSの話が出てきてビックリした。去年観た映画で2番(d:id:youandi:20111231:p3)だったので。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: Blu-ray
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閉会
著者、訳者、レビュワー、参加者に感謝の拍手を行い終了。
ビアバッシュ
同じ会場でそのままビアバッシュ。
途中で原田さん([twitter:@haradakiro])が即席でペアプロ対決を始めていました。お題はRubyでポーカーゲームを作る。ジョナサンと角谷さん、西村さんと近藤さんといった豪華なペアでの開発風景が見られました。
アジャイル開発の体験談をみんなで書いて本にしませんか? | Act as Professional - hiroki.jp by HIROCASTER
http://hiroki.jp/2012/03/26/3254/
参加しての感想等
イベントのイメージが掴めていなかったのですが、自分が期待していた内容とは違っていました。アジャイルサムライの内容について深められる事を期待していたのですが、確かに深まった部分もありましたが、今回のイベントの趣旨としては、道場間の交流にあるのかなと感じました。
一応自分も名古屋でエイチーム道場に2回程参加していましたが、そこまで熱心に参加していなかったので、他の参加者の方と共通項を持つ事が出来なかった。色々と勉強になった所もあったので内容にそこまで不満はありませんけど。
楽しめなかった原因を色々と考えていて気が付いたのが、名古屋アジャイルでも読書会を開催しているのですが、どうやったらもう少し参加者が増えるか、何か良いやり方はないかについて、各地の道場に参加された人達に聞いて回れば良かったと思いました。
主催側としては、名札にどこの道場に参加していたかとか一言書くようにアナウンスして頂けると、良かったのではないかと思いました。自主的にそうしている人はいましたが。自分も途中からはそうしてましたけど。
参加者の方との話で多かったのは、実際にアジャイルコーチを導入している方が多かった。というか、永和システムマネジメントの方にコーチとしてきて頂いている方が多かったと言うべきか。
あと、[twitter:@Posaune]さんと初めてお会い出来たのが良かった。同じイベントに参加していた事はあったかもですけど。仕事上で近いところだったのが意外だった。[twitter:@Posaune]さんは色々と勤勉な面もあって凄いなーと思った。