第8回 名古屋CV・PRML勉強会 に参加

d:id:youandi:20110521#p1
行ってきました。

第8回 名古屋CV・PRML勉強会
http://bit.ly/jzJkqw

• • 日時：2011年06月18日(土) 13:30〜17:00
  • 場所：中部大学名古屋キャンパス 大ホール(名古屋市営地下鉄 鶴舞駅/JR 鶴舞駅)
  • 公式Twitterアカウント：[twitter:@nagoyacv]
  • 公式Twitterタグ：#NagoyaCV
  • Ustream：http://ustre.am/sFMo (※今回はUst中継無し)

開会

30名超の方が参加。
今回は以下の本の内容を中心としたもの。

デジカメの画像処理

OMRON 川出さん([twitter:@gajin3])

テキスト第3章の内容のセッション

1. 1. なぜデジカメによる人の最適撮影の為の技術を目指したか
   2. デジカメによる人の最適撮影
   3. デジカメ向け顔画像センシング技術のデモ
   4. デジカメ向け顔画像センシング技術の概要

と大きく４つに構成を分けたセッションだった。

OMRONの画像処理技術はプリクラでも使われてる。近年のデジカメにはOMRONの画像処理チップが載ったものが多い。

• • デジカメによる人の最適撮影
    • 顔オートフォーカス、顔オートアイリス(明るさ調整)
    • スマイルシャッター、目つむり防止、視線シャッター
    • 美肌、美白、小顔、瞳、赤目補正
  • デジカメ向け顔画像センシング技術のデモ
    • ペット(犬・猫)の検出のデモもあって面白かった。
    • 人も含めて判定には目と口の3点で判定している。
  • デジカメ向け顔画像センシング技術の概要
    • 小型、高速、高精度、耐環境性(人種)
    • 技術体系
      • １．顔を見つける・追跡する
        • 顔検出、顔トラッキング
      • ２．顔器官を見つける・動きを追跡する
        • 顔器官検出・顔向き推定
      • ３．顔や顔の状態を見分ける
        • 顔認証、年齢推定

• 感想等

ICチップ等の組み込み用途で利用する為のアルゴリズムの工夫の話が面白かった。

中部大学 藤吉先生([twitter:@hf149])

• • 発表資料：http://www.vision.cs.chubu.ac.jp/~hf/ObjectTracking.pdf

テキスト第4章の内容のセッション

http://www.vision.cs.chubu.ac.jp/VU/html/index.html

• • 第4章 物体追跡：Object Tracking
  • にProce55ingのデモあり。

• • 逐次処理と一括処理
    • 領域ベースの追跡
      • オートフォーカス、オートアイリス、オートフレーミング
    • 特徴点ベースの追跡
      • パノラマ写真の作成(イメージモザイク)

• • 逐次処理による物体追跡
    • 領域ベースの追跡手法
      • 全探索による物体追跡：テンプレートマッチング
      • アクティブ探索による物体追跡：総当たり計算を間引いて効率的に探索
      • Mean Shiftによる物体追跡：局所探索
      • Particle Filterによる物体追跡：確率的な追跡
    • 特徴点ベースの追跡手法
      • SIFT(Scale Invariant Feature Transform)
  • 一括処理による物体追跡
    • Bi-directional Tracking(双方向追跡)

今回のテキストと合わせてこちらの本も読みたい。今回のアルゴリズムの詳細はこちらに書かれている。

コンピュータビジョン最先端ガイド2 [CVIMチュートリアルシリーズ]

• 感想等

物体追跡は仕事でもやったけど、こんなちゃんとしたアルゴリズムを使っていないので、ちゃんと勉強しておけば良かった。まあ引き継ぎ先に質問される事もあるのでこの辺は勉強しておきたい。

閉会

次回開催は7/16(土)。

懇親会 (於：サッポロビール名古屋ビール園 浩養園〈こうようえん〉)

お向かいが[twitter:@dandelion1124]さんだった。[twitter:@TohgorohMatsui]さんと医療分野でのCVとかの取り組みの話で盛り上がりました。