Agile Japan 2011 サテライト 名古屋 に参加
Agile Japan 2011の名古屋サテライト会場に行ってきました。
Agile Japan 2011
http://www.agilejapan.org
http://www.agilejapan.org/satellite.html#nagoya
名古屋アジャイル勉強会 > Agile Japan 2011 サテライト 名古屋会場
http://blogs.yahoo.co.jp/nagoya_agile_study_group/34382322.html
参加申し込み状況
http://blogs.yahoo.co.jp/nagoya_agile_study_group/34382317.html
開会
9名の方が参加。東京のイベントにあぶれてしまってサテライト名古屋に参加された方もいらっしゃった模様。
午前の部
キーノート セッション1
Fearless Change - 不安を乗り越えて組織改革を推進するには by リンダ・ライジング 氏
Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas
- 作者: Mary Lynn Rising, Linda Manns
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2004/10/04
- メディア: ハードカバー
- 購入: 11人 クリック: 114回
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- d:id:wayaguchi:20110409#1302321264 (Fearless Change 第一章の非公式翻訳)
- http://www.lindarising.org
パターンの必須条件は、まず「エバンジェリスト」たれ。これが全てに於いて基本となるらしい。
- 感想等
パターンの話と聞いて、デザパタをイメージしたんですが、S/Wの話というよりはもっと自分自身の行動や気持ちについての話だった。
Design Patterns in Communications Software (SIGS Reference Library)
- 作者: Linda Rising,Douglas C. Schmidt
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2001/09/15
- メディア: ハードカバー
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午後の部
サテライト名古屋独自内容でお届け。
アジャイルとは
初めてAgileにふれる人向けに、アジャイルソフトウェア開発宣言の言葉を元にそれぞれがどういう事か、またeXtremeProgrammingの各プラクティスがどうしてAgileに繋がるのか説明。
また今回の午後のワークに向けて、Agile開発を実践していくなかで、成果物の品質確保をする上でのテストの位置付けについて考えましょうで締めた。
テスト×アジャイル
今回WACATEの実行委員を担当されている奥村さんを講師としてお招きして、テスト×アジャイルのワークショップ。
まずはV字モデルの中でのテストについての解説。テストのプロセスにおいても設計・計画〜実行のフェーズがあるとの説明があった。XPやRUPの開発サイクルの中でのテストの位置付けについて説明。
そして、各参加者が日頃行っている様々なテスト・試験作業をマッピングするワークショップへ。最初は縦軸が要求〜設計及びBlackBox〜WhiteBoxに分類を行い、次に縦軸の分類に加えて横軸がピンポイント〜網羅的なものになるように分類。
元々ウチの会社では品証部門はあるけど、テストの実行する訳ではなくプロセス監視部門的なので、あまりテストをしっかりやっていない感があって、分類しても偏っている事が確認できたのと、あまり項目が挙げられなくてスカスカだった。足りないテストとしては空き状態になっている所に該当するテストを行えば良いらしい。
ワークショップの最後に質問タイムがあって、自分としては不具合が多く見つかった際に原因の傾向を分析する良い方法はあるのか?と質問した。回答としてはそういった分野は今現在色々と手法が出てきている所らしい。いまやれる事としてはあまり細かく分類しないでやる事らしい。まあ不具合の傾向ってあまり分析しないよなぁ。
- 追記
- 自分が質問した不具合の原因分析について、補足をメールで頂いたので追記。
- さらに以下のものは上記を補完するもの。一読しておいた方が良いものとしてご紹介頂いた。
- 「欠陥エンジニアリングの重要性と欠陥メタ情報の定義/管理」
- ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide
- 以下の本の巻末には不具合の分類・分析についての項がある模様。
閉会
KPT、写真撮影、寄せ書きを行い閉会。
懇親会(於:theホルモンNaizouya)
9人中7人いたスタッフの内、6人で懇親会。美味しい料理やマッコリで舌鼓。6人で4時間、1人6千円とかなり充実していた。塩ハラミがとってもジューシーで旨かった。
奥村さんからは名古屋アジャイル勉強会の外側からみた色々なご意見を頂き、参考になった。
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- 毎年4月の本会で名古屋アジャイル勉強会の趣旨説明した方が良い
- TDDが品証に全く無関係という説明は、テストプロセス界隈ではかなり問題になっている