Qt Conference - Tokyo 2009
Nokia主催のイベントに行ってきました。
Qt Conference - Tokyo 2009
http://qt.nokia.com/about-jp/events/qt-conference-tokyo-2009
発表資料及び動画は後日公開予定だそうです。2010/02/08に公開されました。
Qt Conference - Tokyo 2009 の動画
http://qt.nokia.com/resources-jp/Japanese_elearning/qt-conference-tokyo-2009-videos
Qt?ハァ?何それ美味しいの?って感じなのですが、当然ながら会社をサボって参加してきました。
[gihyo.jp] 「Qtはよりリッチに,開発効率を上げるため進化する」─Qt Conference Tokyo 2009開催
http://gihyo.jp/news/report/2009/12/1501
開場
Qtロゴ入りトートバッグ、Qtロゴ入りTシャツをゲット。
キーノートスピーチ
Qtの各バージョンにおける対応状況
新機能についてはLabsで情報が得られる。
トレーニングセッション
Qt Creator 1.3の使い方を学ぶセッション。Qt CreatorはQt SDKに含まれています。
Qt Creator自体はちょっとさわった事があったのですが、Signal&Slotの概念及び、GUIの操作方法、画面リソースの設計方向が知りたかったので受講。色々と参考になりました。
昼休憩&デモ
幕の内弁当付きでした!
技術セッション:Qt 4.6新機能
プレゼン表示で使っているアプリが気になった。恐らくはQtで作成したアプリだと思いますが。
- 新Platform対応
Symbian
(コミュニティサポート)QNX 6.4, VxWorks 6.7
- Animation Framework
QObjectのプロパティを動的に変更する仕組み。
- State Machine Framework
設定の保存はSCXML形式。
SCXML(State Chart XML)
http://www.w3.org/TR/scxml/
ステートの入れ子やクラスの拡張も可能。サンプルプログラムを参照。
- Graphics Effect
ぼかし、影、色づけ、透明度のエフェクトが可能。
- Multi-Touch & Gestures
タッチイベントはデフォルトでは通知されない。
- JavaScriptエンジンの変更
Qt 4.6からはQtScriptもWebkit(JavaScriptCore)ベースに変更。概ね20倍程速くなった。
技術セッション:Qt Everywhere
Embedded Linux版のQtはその他のQtとはちょっと異なる点がある。
Qtの環境判定用マクロ定義 Q_OS_LINUX, Q_OS_WIN32等があるのでPlatformでコードを分ける場合に利用する。Qt for Embedded Linux without QWSの予定もあり。
休憩&デモ
おやつ及び飲み物が提供されて、まったり休憩していました。
技術セッション:Qt Creator でのデバッグと Squish/Qt による GUI 自動テスト
Qtのデバッグ用関数(qDebug, qWarning, qFatal)、マクロ(Q_ASSERT, Q_ASSERT_X)
Qt及びSTLのオブジェクトを分かり易く表示可能。
技術セッション:ローカライゼーション
Qtの国際化は、Unicode4.0が基本となっている。
- 翻訳作業の段階
- 翻訳フロー
- 翻訳対象メッセージ(ソースコード上は基本英語)を「ts()」マクロで囲む
- ビルド時に「〜.ts」ファイルを出力
- 「〜.ts」ファイルを編集ツールのQt Linguistで翻訳。
翻訳ファイルは、別ファイルとする事も、実行ファイルに埋め込む事も可能。
*1:http://www.khronos.org/openvg/
*2:4.6.1以降から含まれるらしい。4.6向けはこちら:http://labs.trolltech.com/blogs/2009/12/14/qt-declarative-for-qt-460-released/